六       道
人が死ぬと、どうなるのか…
いきなり物騒な質問ですが、昔から日本では「良いことをすると、極楽に行く」「悪いことをすると、地獄に行く」そう言われています。
実は仏教での正しい答えは『生まれ変わる』なのです。その生まれ変わる行き先は人間である時の行い次第で決まります。

「六道」とは、人が生まれ変わる六つの道。
1)天道 2)人間道 3)修羅道 4)畜生道 5)餓鬼道 6)地獄道

です。
本当はとっても難しい「六道」という世界の話ですが、簡単にその6つの世界の説明をしていきます。
●天道(天上界)
-->>主な住人:帝釈天 毘沙門天 弁財天 など天とつく神々
インド出身の神々や神霊などの住んでいる場所。人間界にない歓楽・超能力などがあり寿命が長い。
●人間道
人間界のこと。苦労も多いが、喜びも多い世界。
●修羅道
-->>主な住人:夜叉 鬼子母神 阿修羅王 など鬼に近い神々
仏教的な地位は人間よりも低いが、天道に近い能力を持っている鬼神達の世界。争いを好み、落ち着かない世界。
●畜生道
-->>主な住人:竜神 鳳凰 犬や猫などの動物 虫 魚 など
動物たち、空想上の動物たちの住む世界。自由はあるが、他の動物たちの手にかかる危険にさらされている。厳しい世界。
●餓鬼道
-->>主な住人:怖望(けもう)食吐(じきと)食水(じきすい)など
いつもお腹をすかしているが、口が細くて食べ物が食べられない世界。ケチな人間が生まれ変わると言われている世界。
●地獄道
-->>主な住人:閻魔大王 牛頭(ごず)馬頭(めず)脱衣婆 など
いつも鬼達にいじめられている世界。閻魔王に罪人と決められた者は、8種類の地獄のどこかに落とされる。

次の生まれ変わる先を決定されるのは、人間界での行いで決まります。
「因果応報」良いことをすれば良い結果になり、悪いことをすれば悪い結果になるという考え方。死んでからもその考えが続いているというのが『六道』の世界なのです。良い行いをしていれば「天」(天国)上の方へ、悪い行いばかりしていれば「地獄」下の方へ行きます。

「六道」以外に別の世界があります。
それは、『極楽』です。そこは「仏」の住む世界。「天」と「仏」を混合してしまいがちですが、「天」は六道の中の一つ「天道」に住んでいます。「仏」は六道から解脱した『極楽』という世界に住んでいます。
もうひとつ『魔』という世界があります。「魔」は「仏」とは反対の存在であるが、限りなく近い存在です。(表裏一体)
六 道 っ て ど こ か ら き た の ?
前ページでもふれましたが、「インド神話」からきたお話です。
インドには、『死者の書』という人間が死んだらどうなるのかという事をテーマにした本が存在しています。それによると、人間は死んでしまうと50日目には新しい世界に生まれ変わるらしいのです。それを「輪廻転生」仏教の教えで、人が死ぬと「六道」のどれかに生まれ変わるという教えです。
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