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『お坊さんは、どちらに行かれるんじゃの〜。』
『私は京都に行くつもりです。』
『ほ〜、奇遇ですな〜。わしも本願寺さんで新しい仏像をお願いしようしておるんじゃ。でお坊さんは何をやりに行くんじゃ?』
『私はある家の主人に大変お世話になっておるんですが、御覧の通り体が小さいので、主人に小さい、小さいと言われてしまうのです。ですので本願寺に行って、私の体が大きくなるようにお願いしようと思っているのです。』
甚助さんは、はっと気が付いたんじゃ。小さい坊さんが自分の買い替えようとした、阿弥陀さんの化身じゃないかっての〜。甚助さんは懐から、小さい阿弥陀さんを取り出して手を合わせたんじゃ。その後、小さなお坊さんの姿はいなくなっていたそうじゃ。
甚助さんが仏像を買い替えたかどうかは、分からんが、買い替えたとしたら、きっと、甚助さんの後ろを大きな坊さんが歩いていたんじゃろうな。
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