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子供を取って喰っていた恐いヤマンバのお話じゃ。
秦梨町の岩屋敷という所にヤマンバが住んでおったらしいんじゃ。そのヤマンバは子供が大好物でな、村の子供をさらってきては食べてしまっておったんじゃ。村の男共はヤマンバを退治するのだが、死んだと思ったら、すぐに生き返ってしまったのじゃ。だから、どんなに退治してもキリがないので、困っておったんじゃ。
ある日、子供をさらいにヤマンバがいつもの様にやってくると、一人で遊んでいる子供を見つけたんじゃ。しめしめとヤマンバは思ったん じゃろうな。そーと近付いていって、今まさに飛び掛かろうとした瞬間だった、その子供の親が現われて、逆にヤマンバが捕まってしまったんじゃ。捕まったヤマンバは悪びれるそぶりも、逃がしてくれって媚びるそぶりもなったんじゃ、なぜなら、殺されても、すぐ生きかえれたからじゃ。村人も生き返ってしまう事を解っていたので、どうした物かと考えておったんじゃが、そんなに簡単に思い浮かぶのじゃったら、苦労する訳がなくホトホト困り果てておった。
そんな中、一人のお坊さんが村に布教活動しにやってきたのじゃった。
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